トレーナー必見。選手を伸ばすミット練習のやり方

ミット練習はどういう風にするんですか?

とたまに聞かれる事があるので私なりのミットの考え方を教えますので、トレーナーの方は一助にして下さい。

まず基本が出来ていない人には基本を繰り返し教えるとして、すでにプロであるとかアマの試合に出ている人に対する持ち方を教えます。

その時々によって、まず自分が選手よりも上手くて強い相手となって持つ時はパンチや蹴りを受けてあげるのは3~5割くらい、残りは蹴りやパンチはかわす、キャッチする、カウンターを合わせるなどして困らせるミットで、選手に困った時にどうするか頭を使わせる練習です。

時には選手と五分五分の場合パンチや蹴りを受けるのも4~6割くらいで変化させましょう。

通常のミット練習は7~9割パンチや蹴りを受けてあげます。

時には右回り左回りに逃げ、どこからでも攻撃が出来るように仕向ける、またサウスポーに構え対処出来るようにします。しかしあまり避けたり反撃が多いと苦手意識がついてしまうので注意しないといけません。

当然このような受け返しをしながら選手の蹴りやパンチの角度やタイミングを見てダメな点良い点を探して、ダメな点を直し良い点を伸ばすようにして解説や指摘をして選手を伸ばします。

防御がダメな場合は時には、そこを何度も蹴ったりパンチを入れたりして相当痛い思いをさせます。練習でそうなるのは可哀想ではない、試合でそうなる事の方がよっぽど可哀想なので練習に痛い思いをして直った方がよいのです。

このようにして出来なかった事が出来る、パワーが増すなど練習に興味が湧く様にしてあげると選手自ら進んで練習するようになります。

トレーナーはいつでも選手と同じように、時には選手よりも早くパワフルに動けるように体力、知力、精神力を養っておかなくては良い指導は出来ないのです。

私ももう53歳…選手よりも早く動く事も、パワフルに動く事も無理なので、せめて知力と経験値で選手を上回って一日でも早く選手がチャンピオンになれる様に育てたいと思います。

みなさんもミットは持つだけ、言った事をやらせるだけの初級ではなく、選手にはその選手以上のレベルで持てるように心技体を鍛えて、ミットを持ったスパーリングが出来るように頑張って下さい。

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