石の上にも三年!!

 何か一つの技を習得し、完璧とまではいかなくても当たればダウンに繋がるくらいのダメージを与えられるようにするまでに三年くらい掛かる。
 しかも自分での練習だけではなく、指導者が監視して修正を加えながらそのくらいの時間を費やさなくてはならない。
技のフォームだけでも2~3週間の時間を掛けないと出来る様にならない、そしてフォームが出来る様になったら相手との間合いやタイミングを計れる様に、何百回も何千回も繰り返し同じ動作が体に染み込むように練習する。
 その時大事なのは足のどこの部分で(骨のどこをどの角度)どこを蹴って、そこがどうなったのか?または手のどこで相手のどこの部分を殴って、そこがどうなったのかイメージする事が大事。
例えば料理人の包丁さばきを考えてもらいたい、包丁をどの角度でどのように動かせばスパッと切れるのか、歯の角度を合わせているから出来る事である。蹴りやパンチも角度や切れる様にするには角度や場所が大事なのは包丁さばきと同じだ。
 その様にイメージによって攻撃して、これは駄目だと思えば修正して良いフォームに近づくが、イメージがなければ一生懸命やっているだけで間違えたフォームが身に付く事さえあるからだ。
 このフォームを一つ取っても、同じ技でも間合いにより異なるし、その選手の身体的、性格的なものにより身長や体重が同じ様な選手でもみんな多少違う動きになるものである。
 自分の得意技であってもそれが当たって相手が倒れなければ得意技とも言えないし、得意技もなしに試合をする事は恐ろしい事ではなかろうか!?当たれば倒れる様に技を磨かなくては逆転はおろか普通に勝つ事もKOする事も出来ない。
 選手のみんな得意技作ろう!!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。